溫泉專車
2019花蓮温泉フェスティバル
花蓮はプレートの境界に位置し、ミネラルと源泉に恵まれており、わけても瑞穂、紅葉、安通は、花蓮温泉の代表格です。露天風呂だけでなく、周辺には日帰り温泉や旅館、そして新光兆豊リゾート農場、富源蝴蝶谷温泉リゾート村、瑞穂春天国際観光酒店といった大型リゾート村があります。
瑞穂温泉
瑞穂温泉は紅葉溪の上流を源泉としており、瑞穂の市街地に近く、「外温泉」とも呼ばれます。1919年に日本人が警察招待所として開発し、公共浴場 「滴翠閣」を開きました。
泉質は台湾で唯一の炭酸塩泉、泉温48度、鉄分、バリウムといったミネラルを豊富に含み、これらが空気に触れて酸化し、薄い黄濁色を呈します。かすかな塩味と鉄錆のにおいがして、水面上にできる黄濁色の結晶は「温泉花」と呼ばれます。pH6~7の弱酸性泉水の関係からか、入ると男児を生む確率が高くなるとのいわれがあり、「生男之泉」という美名が広く伝わっています。日本の有馬温泉と並び称されます。
紅葉温泉
紅葉と瑞穂は距離にして2キロしか離れておらず、この2つの温泉エリアと源泉の紅葉溪は、昔日の花蓮八景「紅葉尋蹊」として有名です。山に囲まれ、紅葉溪を隔てて「外温泉」に向き合うことから「内温泉」と呼ばれます。
泉温は摂氏約60-70度、泉質は弱アルカリの炭酸水素ナトリウム泉、水質は透明でにおいがなく、飲むこともできます。皮膚がつるつるになり、疲労回復、筋肉痛や関節炎の緩和といった効能があるプラチナクラスの美人湯です。
安通温泉
紅座温泉または玉里温泉とも呼ばれる安通温泉旅館は、日本統治時代にできた全ヒノキ造りの畳敷き和風建築で、当時は警察招待所でした。現在は、文化建設委員会から古跡に指定されています。花蓮八景「安通濯暖」として有名で、泉質は硫酸塩塩化物泉、血行が良くなり、胃腸の調子を整え、皮膚病や婦人病に効能があると言われます。